タムロン（TAMRON）28-75mm F/2.8 Di III RXD （Model A036）実写レビュー【万能ポートレートレンズ】の実力は！？

ポートレートに一本だけレンズを選ぶとしたら！？

ズームレンズを選ぶ方が多いのではないでしょうか。

個人的には20㎜台～70㎜くらいがあれば、ポートレートとしても万能、風景撮りにも適しています。

もともとは、

SIGMA (シグマ) Art 24-70mm F2.8 DG OS HSM (キヤノンEF用)（14万円強です）

を使用していました。

およそ、同格のレンズを三点ご紹介します。

SIGMA 24-70mm F2.8 DGDN Art ソニーEマウント 578657（約11万円ほどです。）質量830グラムです。

同格レンズを比べてもミラーレスレンズの方がコスパが良いのが分かります。

新品価格24万円、中古だと10万円台後半の物もありますが、チリ混入製品の価格帯なので不安ですね。せっかく、コスパの良い本体にしたので、本体より高いレンズを選ぶのも抵抗があります。重量は886グラムです。

ちなみに、F4までのレンズでしたら下記のレンズがあります。

SONY ズームレンズ Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS Eマウント35mmフルサイズ対応 SEL2470Z

新品価格で83,000円ほどで、中古でも78,000円ほどなので、いまのところあまり中古に魅力は感じません。質量550グラムで圧倒的に軽いです。

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上記２点のレンズが800グラムを越えているのに対しこちらは550グラムと軽量さで勝り、値段も安いです

今までは純正かシグマのレンズしかチョイスしてきませんでしたので、初めてタムロンのレンズを使ってみることにしてこちらのレンズにしてみました。

では、実写レビューといきます

↑50mm撮影

11月上旬、日差しの気持ち良い日でした。とりあえず、木々と小川を背景に１枚。
緑も綺麗ですし、木漏れ日もいい感じに写っています、モデルさんにもピントもピッタリです。

↑28㎜撮影

大きな木を見つけました。モデルさんを中心にどアップで撮りたいっていう時は望遠レンズや単焦点レンズも良いですが、こんな木がありましたよ！ってアピールしたい時、広角撮影も出来るズームレンズは非常に便利です。

↑28㎜撮影

70-200㎜のレンズだと、なかなかここまでは写せないですからね。
木がフレームアウトしている方が力強さを感じますね。

↑58㎜撮影

井戸のオブジェ？？かと思いきや、本当に水が出るようです。広角で撮影したあとに、すぐさま50㎜台で撮影できるのは便利です。
この日は空が白く、あまり写真には映えないかもしれないですね。

↑58㎜撮影

空が白くてイメージに合わないときの鉄則は「空を写さないこと」ですね。

時には写真を四角にして見るのも良いです。
ポージングは難しいと感じる時もありますが、「井戸水を出す」などのなにかのアクションをしてもらうと自然に良いボディラインも作れますね。

↑75㎜　F2.8　撮影

この日、この公園は思ったほどの紅葉がありませんでしたので、少し色づいている並木を前ボケに活かして撮影する事にしました。

↑SIGMA　50㎜　F1.4 DG HSM

ここでレンズ交換をしましたので、この写真はSIGMAの単焦点レンズですが、比較してみるとボケ具合はやはりF1.4の方が良いですね。
でも、どちらが優れているという事もなく、タムロン28-75は広角側も望遠側も存分に活かせる、しかも軽くてコスパよしの秀悦レンズだと言えますね。

タムロン28-75　撮影時30㎜F8.0

最後に、別日の撮影の写真です。大洲の白滝公園ですが、公園と言っても軽く登山道クラスのロケ地で、登り切るだけで少し疲れます。その分、紅葉は圧巻でした。
ともあれ、この様なロケ地でこそ、軽量の広角ズームレンズは非常に重宝します。

山道の重装備はキツく、一本のレンズで取りきることの出来る恩恵を存分に受けることが出来ました。