【成人の記念】の【振り袖】撮影でした。【成人式の写真撮影を自分で撮る時の簡単なコツ！決定版の超大作！！】

今回は、親御さんからご連絡を頂き、同伴では高校生の時に撮影の機会を頂いたモデルさんの、数年ぶりの成人記念の撮影でした。

コロナ禍で、誰しもが苦しい生活を送る中、より短い時間軸の若者にとって、自粛の影響は計り知れません。

そんな中、こうして貴重なお写真を残せるお手伝いを出来たことは有り難いですね。

また、ご家族で写真撮影を完結されたり、ご友人同士で撮影される機会も多いと思います。今回は、そんな時に役立つ簡単なテクニックやコツをご紹介していきます。

今年は、観測史上初の早い梅雨入りで、雨が心配でしたが、当日は驚くほどの快晴でした。
まずは、オーソドックスに、背景白バックでの全身撮影です。

成人式を迎えるモデルさんとお着物だけを引き立たせる効果があって、とても良いですね。

例えば、ご家族で撮影する機会も多いと思います、そしてどの様に撮るか悩む事もあるでしょう。

まずはポージングですが、お洋服などの撮影に比べると、お着物での撮影はあまり気にする必要はありません。身体のラインを気にする事もなく、基本的にはお着物の存在感があるので、軽く腕を上げる程度で良いですね。
ご家族が撮影される場合は、表情も柔らかくなるでしょうから、何も気にせずに撮影しましょう。

写真では、レンズに近いところが大きく見えて、周辺部は小さく見えます。

知っておくと、簡単に劇的に綺麗に写せるコツです。

全身写真を撮る時は撮影者は膝立ちで、腰のラインにレンズを持ってきて撮影。

それだけで、とてもスタイリッシュに写ります。

もちろん、元々お顔は小さいですが、もっと小さく見えます。

ただ一言、腰ラインで撮影する理由をお伝えしておきましょう。

スタジオ撮影では、モデルさんとお衣装を引き立たせる代わりに、やはり背景がありませんのでバリエーションは少ないですね。

なので、和装の場合は以下の様な小道具があると良いですね。

• 和傘
• 手まり
• お花
• 扇子
• 和装バッグ

全てを用意すると大変なので、いくつかあると良いですね。

下の２枚の写真を見比べて見てください。

赤い傘の色に影響されて、写真が赤く、モデルさんのお顔も赤くなってしまっています。色が濃い物に近づいた場合には良くある現象です。

もちろん、現像で赤色補正もしていますが、色っ被りの原因となっているアイテムとモデルさんの位置関係に注目するだけで、だいぶ改善されます。

とは言いましても、あまり神経質にならずに、色っ被りしているのも、生の色が活きていて良し！と考えるのもありですね。

スタジオ撮影の人物写真で抑えておく写真は、「全身」と「バストアップ」の２点です。

これは、経験則で皆さま知っていますね。自撮りをする時に、下から撮る人は多くありません。全身写真を切り抜いた場合は、下から見上げたお顔になってしまいますね。

基本的には、斜め上から撮ると写りが良いことをみんな知っていますね。

一眼レフでの撮影でも同じです。スタジオであれば、脚立の利用、ロケーション撮影の場合も、基本的には撮影者が上に来るようにしましょう。

今回の撮影地は「伊豫豆比古命神社 -椿神社」さんをご利用させて頂きました。

お宮参りなどでもお馴染みですね。

スタジオ撮影では、「全身」「バストアップ」の２点でしたが、ロケーション撮影の場合は、更に「ロケーション」が分かる写真が必要です。
特にポートレート初心者の場合、モデルさんのドアップばかりでどこで撮影したのか分からないケースが多いです。

それと、大前提として、撮影地を敬う心、管理されている方への感謝の心、また純粋にその場所を楽しむ事が大切ですね。売店などあれば、積極的に利用すると良いですね。

そして、周囲の方へのご迷惑にならない事が大事です。

自分が望む写真を撮る事を優先するよりも、遠慮が必要です。

本格的に写真を撮るならば、広角レンズは一本は必須ですね。広角レンズは比較的高いですが、F値を下げなくても良いケースが多く、ポートレートではメインレンズにはならないですから、安価な物でも良いでしょう。

その場所ならではのシーンを撮影出来ると、より雰囲気を残すことが出来ますね。

前ボケを活かして、モデルさんのバストアップ写真にも挑戦してみましょう。

普段は、何気なく通り過ぎ気にもとめない場所がとっても綺麗な事もあります。

人を撮影する場合は、明るめに撮る場合が大きですが、和風の写真なら、敢えて暗くするほうが瑞々しい写真になることもありますね。